CF-B10にUbuntuをインストールしたときのメモ

このページは,Panasonic の Let`s Note B10 (量販モデル) に Ubuntuをインストールしたときのメモです.下記の内容は,目的とされている状態にたどり着けることを保証しているものではなく,Ubuntuを入れるなんて酔狂なことをするからには分かるかとおもいますが,自分の責任で行ってください.一応,成功したことなのである程度の保証にはなるかとはおもいます.

目標状態

  • 手元の機材は,CF-B10の量販モデル
  • Windows7とUbuntu10.10のデュアルブート
  • Ubuntuで無線LANとか普通につかえるといいなぁ

Ubuntuを別パーテーションにインストールするときの注意

工場出荷状態では,HDDの構成は下記のようになっているはず

  1. Vista 領域: 16GB ぐらい?, ntfs
  2. Window7: 350MB ぐらい?, ntfs
  3. Window7: のこり, ntfs

この状態で,間違っても一つ目のVista領域を消してはいけない.ここが,リカバリー領域となっているため.リカバリーデスクを作成した後であれば大丈夫かは未確認だが,容量的には一枚のDVDには入らなさそうなのでやめといたほうがいいんじゃないだろうか.

二つ目の領域もこれを消してしまうと,BIOSからシステムを復帰させるメニューが消えて,OSのリカバリーが工場出荷状態のみ(本来は二つある)と面倒なので消さない方がよさげ.

というか,自分は調子に乗って消してしまったため慌てて元に戻さないととおもって,工場出荷状態にもどしたときに,せっかくパーテーションをわけたDataドライブも消してしまい,移行途中だったデータを消してしまったので泣きそうそうになった.というか,これを書いているついさっきのことだw

ということで,一番大きいパーテーションを決して,WindowsをSystemとDataのパーテーションに300Mほど振って,のこりをUbuntuを入れるパーテーションとした.このあたりは,やり方が古いので,もしかしたらよい方法もあるのかも...

インストールの手順

以前は,リカバリーのなかの一つにSystemとData領域をわけるなんてものがあった気がするが今回はなかったので,下記の手順をとった

  1. Ubuntuを入れる
  2. リカバリーでWindowsを入れる
  3. ブートローダーが書き換わったのでもう一度Ubuntuを再インストール

Ubuntuの再インストールに関してはなぜか2回目はなかった.なんでだろ?

先にUbuntuを入れるのは,パーテーションを切り分ける目的が強いので,なにか手段を持っているのであれば,そちらを行ってからWindows7をリカバリしてからのほうがよいのかも.特に根拠はないけど

Ubuntu インストール時の注意

自分がインストールしようとしたときには,BIOSの起動順位を変えても,内蔵のDVDドライブから起動できずにいた.結局は,Buffalo のポータブルHDDについている仮想ドライブツールを使ってインストールできたが,内蔵ドライブから起動できないなんてことはよくあることで,その際,USB接続の光学ドライブなどからインストールできることがよくあるので試されるとよいと思う.

Windows7リカバリー時の注意

なぜか,リカバリー後の初期設定で初期設定が終了するまえに,リブートすることがある(3回程度?)が,理由はわからない.根気よくGrubからWindows7 を選んであげれば,そのうち初期設定画面が終わる...はず

あと,Ubuntuを2回入れたときには Grub にWindows7 が複数並ぶことがあるが,基本どちらを選んでも一緒みたい.たぶん,どちらかを menu.lst から消してもいいかとおもうが検証はしていない.

Ubuntu10.10の設定

Ubuntu10.04では画面表示などがおかしかったが,基本,大体のものがUbuntu10.10では動作したと思う.とりあえず,ダメだったぽいのが,無線LANなのでそれについてだけ言及する.

Ubuntu10.10のインストール

特に変わったことはしていないはず

アップデートマネージャーで最新の状態にする.

必要なアプリを入れる.

以上

無線LANを動作させるには

インストールしただけ状態では,無線LANは認識もしてくれないのでインストール作業には有線LANが必要

ndiswrapper はなくてもよい.ってか認識すらさせられなかった

とりあえずカーネルのバージョンが 2.6.35-28 として話をすすめる.ほかのバージョンでも同様だとおもうけどどうなんだろうね?

無線LANを認識するには compact-wireless Linux modules for version 2.6.35 on x86 が必要. ただし,これはにはカーネルバージョンを示しているとおもわれる 2.6.35.28 とはべつになんかいくつもあるので注意が必要みたい.

synaptic を使うと linux-backports-modules-compact-wireless-2.6.37-2.6.35-28-generic-pae があるとおもうが,XX-2.6.36-2.6.35-28-XX を入れて動かないなぁと試行錯誤してしまったw

ということで,linux-backports-modules-compact-wireless-2.6.37-2.6.35-28-generic-pae を synaptic か,Ubuntu ソフトセンタでいれたら動くと思う

メモリを3GB以上利用できるようにするには

linux-image-generic-pae を synaptic あたりでインストール

PCを閉じたときのサスペンドに関して

システム - 設定 - 電源管理の初期状態では PC を閉じたときは,サスペンドになっているが,サスペンドではなぜかキーボードとタッチパッドが死んでしまって起きてくれないので,ハイバネーションにすることを勧める.

その状態になったときには,USBdでキーボードとマウスを接続すれば使えるけど元にもどるには,とりあえず簡単なのは再起動しかない.USBあたりを再認識させれば復活するかもしれないけど,それは試してもらいたい.